出産は奇跡だ。誰もが経験出来ることではない、だからこそ大切に大切にお腹の中で育てたい。
第3話は、「母を救え 産後うつと無痛分娩」。
ドラマ「コウノドリ」第3話あらすじ
無痛分娩
山崎麗子は、肺動脈狭窄症を患っていた。心臓の負担をなくすため、無痛分娩をするように勧められた。
佐野彩加の赤ちゃんは、生まれた時から心臓に穴が空いていた。少しづつ小さくなっていて、手術の必要はなさそうだ。
彩加は仕事の復帰のことばかり考えていた。
何かあったらいつでも来てくださいね。
サクラと小松は、どこか心がここにない様子が心配だった。
四宮は、産後うつ病は精神科の領分だと言い出す。小松はよく分かっているが放っておけなかった。
何で私の邪魔をするの?
彩加の母親は、仕事復帰に反対だった。仕事の代わりはいる、でも親の変わりはいない。
仕事に復帰するためには、保育園を探さないといけない。彩加は焦っていた。赤ちゃんの具合が悪くなった。
軽い気管支炎ですね。
何で私の邪魔をするの?
彩加は、産後うつ病かも知れない。このまま放っておいたら、小松はラインのIDを渡してしまう。個人的なやり取りは反対されている。
私は、今苦しんでいるお母さんがいるのに放っておけません。
僕は彼女を救えなかった
産後うつ病の問題は難しい。病院の人間がどこまで関わっていいのか?全ての患者の家族や背景を背負うことは出来ない四宮の意見は正しい。
サクラは、三浦のことを思い出していた。三浦は産後うつ病のため、マンションのベランダから飛び降り自殺していた。
あの時、あの電話に僕が出ていたら。僕は彼女を救えたのかなって。
サクラは責任を感じていた。あの時ともう一度後悔したくなかった。
いい加減にしろよ、お前が大丈夫じゃないんだよ。
四宮は冷静だった。多くの患者を見ている医者が一人一人を親身になって見ることは不可能だ。
麗子の出産
麗子は無痛分娩をやめたいと言い出す。サクラは母体に負担がかかるため無痛分娩をすると言う。
ふたつの命を危険にさらすわけにはいきません。出産は終わりじゃない、始まりですから。
麗子は、元気な女の子を出産した。
誰にも必要とされていない
彩加の家の中は、散らかっていた。髪の毛も抜けてしまった。そんな時、職場の仲間から連絡があった。
会社の部下が遊びに来る。彩加が立ち上げたプロジェクトは、全面的に見直されることになった。
彩加さんの同期の浜口さんが新しいリーダーに決まりました。
彩加は、ペルソナの受付に赤ちゃんを置いていなくなってしまう。サクラは屋上だと思い駈けつける。そこには四宮がいた。
何やってるんだ。
誰にも必要とされていない。母親としてもダメ、分かんないでしょ?先生に何が分かるのよ。
彩加は飛び降りようとしていた。四宮は治療の道がある、治すことは出来ると言う。
彩加は、やっと泣くことが出来た
小松は、彩加を抱きしめる。
よかった。何もしてあげられなくてごめんね。
四宮は、産後うつ病の話を丁寧にする。
人間は、死ぬまで一人だよ。別々の人間だから尊重しあえるんだ。
子どもと一緒にいるのは母親、頑張るのが当たり前。
私はカワイイって思えない。おかしいのかなって。
産後はホルモンのバランスを崩しやすい。だから不安定にないやすいのだった。
佐野彩加は、精神科の診断を受けることになった。
誰かに頼ったっていいんですよ。
そんなこと考えてもいなかった。
子育ては、決して一人でするものではない。誰かの助けがないと行き詰ってしまう。
みーちゃん、カワイイ。
自分の悩みを打ち明けて、やっと自分の子どもを可愛いと思える。母親の持つ子育ての不安は、計り知れない。
サクラのピアノコンサートが開かれた。
管理人のひとり言
今の時代、普通に出産できる人の方が珍しいのかも知れない。いろんな病気を併発しての出産はリスクが大きい。
私が仕事に復帰したときは、友人の会社で証明書を書いてもらいました。仕事をしていないと保育園に入れることが出来ないからです。
子どもを保育園に入れないと仕事を見つけることも出来ない。仕事が見つかったとしても、長い時間働くことは出来ない。
出産後に子育てをしながらの社会復帰は難しい。このドラマがきっかけになって、子育てしやすい環境ができたらいいな~って思います。
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