NHKドラマ10ブランケット・キャッツ」が最終回を迎えた。愛らしいネコと西島秀俊の不器用でも温かいネコへの想いがステキだ。
第7話は、「さよならのブランケット・キャット」です。
妙子の病気
クロを預けた妙子(富田靖子)がいなくなった。ガンが再発したかも知れない、秀亮(西島秀俊)は何度も連絡するが出ない。
妙子さんは誰でも良かったのかな。そばにいてくれる人。
秀亮には、分からなかった。なぜクロも一緒に連れて行ったのだろう。クロは妻を亡くしたときに一緒にいたネコだった。
陽子頼む、守ってくれ、クロとあの人を。
妙子は、離婚した母親のところに行こうとしている兄妹と 一緒にいた。朝ごはんを食べているとクロの食欲がないことに気付く。
千葉県木更津市そこまでしか住所が分からない。目印は赤い橋、それだけで母親を探そうとしていた。
お母さんには会っちゃいけないんだ
秀亮からの連絡と気づいた妙子は、電話をする。秀亮は、妙子のところへ行くことにする。美咲(吉瀬美智子)も一緒に行くことになる。
エミと妙子がトイレに行っているとき、サトルがクロを逃がしてしまう。そこへ秀亮と美咲がやってくる。
川沿いの土手でクロが見つかった。
サトルの母親は、再婚していて家族がいたのだ。クロを探すことで母親のとことに行かなくてすむからクロを逃がしたのだ。
お母さんの家には行けないんだ。お母さんには新しい家族がいるんだ。だからもう会っちゃいけないんだ。
だけどエミがお母さんに会いたいって泣くから、だから。
サトルはずっと苦しかった。やっと話せたことに泣きじゃくる。
いつかきっと会える
クロは環境の変化のせいで食欲をなくしていた。秀亮に会えたからなのか食欲を取り戻す。
エミね。お母さんにばいばいって言おうと思ったの。もう会えないから、ばいばいって。
言わなくていい。ばいばいって、いつかきっと会えるから。
妙子は子供たちを秀亮にお願いする。病院に行こうという皆を振り切っていなくなってしまう。秀亮は後を追う。
誰かのため生きるんだ
妙子は海の中に入っていく。自殺しようとしていた。秀亮は必死で止めようとする。陽子との思い出を回想していた。
ねぇ見てみて。
ねぇ、今度の夏旅行行こうよ。約束だよ。
ねぇ、クロの様子がおかしいの。病院生きたいから車出してくれない?
クロは入院した。そのクロを迎えに行く途中で陽子は車にはねられる。クロは秀亮にとっても特別なネコだった。
陽子の最期の瞬間を知っている唯一のネコだった。
死ぬな、死んじゃダメだ。
しゅうちゃん。妙子さん。
来るな。
ダメだ。行っちゃダメだ。行っちゃダメだ。ダメだ。妙子さん。
離して、死なせて、お願い、お願い。
どうして死なせてくれないの?もうやだよ。耐えるだけの人生なんて、何のための生きなきゃいけないの?
誰かのためだ。あんたが死んだら、ずっと後悔する誰かのために。
妙子は助かった。そして子供たちは、両親が迎えに来る。
心の底から心配している誰かのために
私が死んでも後悔する誰かなんていません。人はひとりで生まれて、ひとりで死んでゆくんです。だから自分のために生きて、自分のために死んだっていいじゃない。
人はひとりで生きてる訳じゃない。あんたがあの子たちを大切に思ったようにあんたのことを大切に思っている誰かがいるん
だ。
人はひとりで生きていない。だけど、そんな当たり前のことに後で気付いても取り返しのつかない事だってあるんだ。
だから死ぬな。あんたのことを心の底から心配している誰かのために。
そんな人、私には。
そこへ永島文具の社長と妻がやってくる。
妙ちゃん、どうしてそんなことするのよ。
俺たちそんなに頼りないのか。そんなに信用できないのか?
妙子は会社のお金を盗んだことを話す。社長は会社に戻って、働いて返してくれればいいと言う。妙子にも大切な人がいたのだった
妙子は、病院に入院することになった。死ぬまでにした10のコト、最後の10コめには“生きる”と書いた。
傷は傷でいいんだ
片岡(小市慢太郎)がやってくる。片岡は秀亮に会社に戻って欲しいのだ。
俺は戻らない。前に進みたいんだ。この針箱、親子3代にわたって大事にされてきたモノなんだ。おそらく50年は使われるはずだ。
あちこちに傷があるだろう。それでもこうやってまだ使えるんだ。まだ使いたいって人がいるんだ。
傷があっても生き返ることはできる。傷は傷でいいんだ。
そこへ美咲が来る。クロの健康診断をしたのだ。クロは妙子が元気になるまで秀亮が預かることになる。
ありがとうな、お前のお陰だ。今度メシ行くか。お前の行きたい店とか、食べたいモノとか調べとけ。ごちそうするから。
うん
楓がダンボールを抱えて入ってくる。段ボールの中には子ネコが4匹入っていた。
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