ドラマ「ユニバーサル広告社 あなたの人生、売り込みます!」金曜日8時からテレビ東京で放送しています。
第2話は、ユニバーサル広告社に鶴亀会館の社長がやってくる。
鶴亀会館の社長
ユニバーサル広告社の杉山利史(沢村一樹)は、泊るところ探していた。さくら(和久井映見)は、お祭りの時にだけ帰ってくる人のための宿泊施設を提供した。
ユニバーサル広告社に依頼があった鶴亀会館の社長は、ポスターの2パターンを選ぶためにやって来た。
どっちも、どっちもいいですよね。どっちも好きです。
二代目社長は、先代に負けるんじゃ後を継いだ意味がない。1日決めるまでは帰らないと決めていた。
和菓子屋を人気店にしたい
和菓子老舗「嶋清(しませい)」の息子・嶋田武弘がやってきた。店を人気店にしたい、そのために広告を出して欲しいと言う。
繁盛させたいんです。人気店にしたいんです。
杉山は、広告の説明をする。商店の販売促進の場合は、ちらしを作ったり広告を新聞や雑誌などの媒体にのせる。そのためのコピーを考える。
ユニバーサル広告社では出来ないがテレビCMを作る。
トータルプロデューは、お店の在り方自体を考え直す。品物、レイアウト、名前、装飾、接客までを含めて生まれ変わる。
どういった広告制作をお望みですか?
成功できない2代目
嶋田武弘は、お店のことを聞かれても答えられない。就職がどうにもならなくて、後を継ぐと勝手に決めていた。
お店見てみないとな。
お店には来てほしくないと言い出す。それは、父親に許可をもらってないからだった。
お店の方たちの協力がないと難しいですね。
杉山は、家族で話し合うことを伝える。鶴亀会館の社長がそばで聞いていた。
ダメですねあれは、絶対に成功しない。してたまるか。
通夜はチャンス!
喫茶「ジュルビアン」の藤沢さくらは、ユニバーサル広告社に行く。鶴亀会館の社長がやっとポスターを決めた。
私は、こっちが好きです。
その一言で、また悩んでしまう。さくらは、お通夜に誘いに来たのだった。
だってチャンスだから、商店街に生きてる人みんな来るからね。商店街の人に会ってないでしょ。このままじゃダメでしょ。失礼でしょ。
さくらは、ユニバーサル広告社の社員を連れ出す。
後なんか継いでもらっちゃ困る
東京から来て美容室を開店した夫婦は、東京にいた頃は忙しくて静かなところに行きたくて来た。でもお客さんが全く来ない。
このままでは、餓死します。なのでまた東京で働きます。
せっかく来若者が、またいなくなってしまう。ふたりは、お通夜でだされた寿司をほうばる。
武弘が広告を出そうとしているのが父親にばれてしまう。
くだらないこと考えてんじゃねえ。後なんか継いでもらっちゃ困る。
父親は、後を継ぐことに反対していた。自分の代で店は潰すつもりだった。
さくらが結婚詐欺にあっていた
さくらの父親・藤沢宏は、広告に恨みを持っていた。広告をまるで汚モノのように話している。杉山は疑問に思った。
何か広告というものを勘違いされているような気がするんですけど。
さくらは、東京でOLをしている頃に出会った人がいた。ちょっと杉山に似た大手広告代理店で働く男だった。
独立しようとしていた男に資金を援助してしまった。貯金をすべてはたいて、その男は消えてしまった。
調べたら、そんなところで働いてなんかなかったし。典型的な結婚詐欺。
宏も騙されていた。喫茶「ジュルビアン」に広告を出して流行らせようとした。223万の広告費を奪い取られていた。
バカみたいだと思うかもしれないけど、本当にいい感じの人だったの。杉山さんみたいに。
商店街に魔法をかけてくれませんか?
その男は、広告は魔法だからキラキラした目で言われた。どんな汚い場所でも、シンデレラのカボチャの馬車のように出来るんだ。その言葉に騙されてしまった。
杉山さん、お願いがあります。ふたりにも、この商店街に魔法をかけてくれませんか?本物の魔法。
広告は魔法なんかじゃありません。違います。小さな輝きを大きな輝きに導くのが広告です。その輝きを多くの人に知らせるのが広告なんです。
杉山は、さくらのお願いを断った。
諦めてしまった人を輝かせることは、広告には出来ません。
私たちが諦めなかったら、光をちゃんと輝かせたら。それを大きくしてくれるのよね。
もちろんです。最大限に広告させて頂きます。
さくらには、どうすればいいのか分からなかった。鶴亀会館の社長は、まだ悩んでいた。
あの決めました。もうひとつC案をもらってもいいですか?
ユニバーサル広告社は、今夜も徹夜になった。
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