喫茶「ジュルビアン」のさくら(和久井映見)は、商店街マップを作りたかった。ユニバーサル広告社では、作戦会議が開かれる。
第5話は、素朴なラーメンの味を50年守った老舗ラーメン店を追求する。
天地人とは
「天」とは、天の恵みや自然とこと。この街には海がある。海を活かした商品やアイデアがアピールポイントになる。
「地」とは、地域の文化や伝統のこと。「人」とは、この街の歴史上の人物や有名人を活かすことがカギになる。
この街全体の良さを少しでも多くの人に知ってもらう、いい機会になれば思っています。
アンケート調査を行う。お店のアピールポイントを記入する。こだわりや自慢なんでもいい!
どこにでもあるラーメンの味
ラーメン屋「正華楼」の三浦(高杉亘)が広告の依頼にやってきた。杉山たちは、ラーメンを食べに行く。
普通、どこにでもあるラーメン。分かってるんです、でも繁盛させたいんです。
珍しくやる気を出している猪熊あ(片瀬那奈)が、広告の仕方をアピールする。
店が流行るんなら何でもやります。
そこへスナック「千絵」のママがやってくる。
まずいラーメンひとつね。
こんな店は、物好きじゃなきゃ来ないと言い出す。
ラーメン店の全てを変える
喫茶「ジュルビアン」のさくらは、新しいメニューを作りたいと言い出す。杉山(沢村一樹)が打ち合わせに行く。
大ちゃんもね、小さい時お母さん亡くしちゃったからね。男の子って弱いでしょ、だからグレちゃってね。
猪熊は、ラーメン店は内装もラーメンも全て変えるべきだと言い出す。いつもは定時で帰る猪熊が残業して頑張りだす。
看板・内装すべてに手を加えてはどうかと。三浦さん、頑張りましょう。
猪熊は、ダシになる全ての食材でラーメンを作ろうとした。そして新作スープが出来上がった。
三浦がユニバーサル広告社にやってきた。
すいません。すいません。
エビピラフとナポリタン
ラーメン店に1本の電話がかかってくる。それは銀行からだった。銀行は改装資金の融資は出来ないと言ってきた。
三浦さん、すごく頑張ってました。だから三浦さんが心配です。
喫茶「ジュルビアン」では、新メニューのグラタンを作り出した。
普通ですね、グラタンですね。
もういいじゃないか、エビピラフとナポリタンそれだけでやってきたんだからさ。
昔は、お客さんがいっぱいだった。さくらは、面倒くさいと言いながらお客さんのために頑張っていた父親が好きだった。
お父ちゃんの顔、どんどんつまらない顔になってるんだよ。
いいんだよ、エビピラフとナポリタンで、母ちゃんが好きだったからだよ。
さくらは、出て行ってしまう。商店街と一緒に自分も変わりたかった。杉山たちが来てからだった。
僕は逆で、変わらないのもいいかなって。
何の取柄もない不器用な男
三浦は、スナックのママ・千絵の事が好きだった。プロポーズするために店を繁盛させたかった。
仕方ないだろ、甲斐性がないのに結婚するかだなんて言えねーよ。
猪熊は、過去にラーメン屋との思い出があった。
すればいいじゃないですか?プロポーズ。
三浦は、商店街マップのときの杉山を見てカッコいいと思った。何かを変えてくれる、そんな気がしていた。
何のとりえもないんだ。あのラーメンと一緒だ。不器用で。
高倉健かよ。
酔っぱらった杉山が三浦の店のコピーを思いついた。
50年変わることのない正直な味
商店街のみんなの写真が出来上がった。第2回作戦会議が開かれた。コンセプトは「つまらない店」だった。
三浦さんのラーメンは、僕は好きです。何故なら正直な味だからです。20年味を変えなかったのは、お父さんのラーメンが好きだからです。
三浦は、ラーメンと一緒で平凡でつまらない。でも正直だった。
キャッチコピーは、取り柄のない男が作る、平凡すぎるラーメン。「50年変わることのない正直な味」に決まった。
こんなラーメン、食べてみたくなりませんか?
商店街マップ出来上がった
商店街マップが出来上がった。カフェ&FMさくらは、やる気なしの開かずのカフェ「入れたら幸運になれるかも」。
喫茶「ジュルビアン」は、面倒くさいからメニューはエビピラフとナポリタンだけ「日本一面倒臭がりのマスター」。
和菓子屋「嶋清」は、絶対に笑わない和菓子屋「笑わせたらおまけがもらえるかも」。
それぞれのキャッチコピーが決まった。SNSで拡散されて商店街に人が集まって来た。
マスターすいません。エビピラフ、エビ抜きでお願いします。
面倒くさいこと言うなよ。
面倒くさいことないでしょ。エビ抜きは、ただのピラフでしょ。
三浦は、千絵にプロポーズしようとしていた。でも、千絵には彼氏がいた。
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