ドラマ「セシルのもくろみ」のは、人気ファッション誌「STORY」で2008〜2010年に連載されていた、唯川恵の作品だ。
さえない主婦が読者モデルとして輝いてゆく物語。今の時代は、一般の人でも読者モデルになって一流の階段を上ることが出来る。
インターネットやSNSの存在がより近道を作っていると感じる。夢は夢では終わらない時代なのだ。
「セシルのもくろみ」第1話あらすじ
エンジニアの夫と中学生の息子を持つ宮地奈央(真木よう子)は、北春日部に住む普通の主婦。
ある日、人気女性ファッション誌『ヴァニティ』の編集デスク・黒沢洵子(板谷由夏) から読者モデルとしてスカウトされる。
はじめは乗り気でなかった読者モデルだったが、“これだから主婦は”と言われて本気になってしまう。
8月号で読者モデルに2ページの枠が用意される。ライター8人でのコンペになり奈央が挑戦することになる。
奈央は見事に1ページを飾るのだった。しかし、この企画が通ったのは、奈央が編集長の好みだったからだ。
編集デスクの黒沢は、“船長が時代遅れだったら、船を下りるか。船長を船から下ろすかすればいい”。編集長の席を狙っていた。
今の時代の勝ち組とは
女たちの欲望が凝縮されているのがファッション誌です。憧れよりも共感がキーワードになっています。
『ヴァニティ』でも、読者モデルを育てることに力を入れています。
SNSを使えば誰でも発信できることがあって、プロとか素人とかがすごく曖昧な時代ですよね。
素材が良いより演出力が高いこと、つまり自分をどう見せるかそのセンスがある人が今と言う時代の勝ち組なんです。
豪華キャスト
『ヴァニティ』の編集デスクに黒沢役には板谷由夏。編集長の南役にはリリーフランキー。カバーモデルとして君臨している浜口役には吉瀬美智子が登場する。
情報番組のコメンテーターの安永役には、長谷川京子。カメラマンの山上役に金子ノブアキ。ヘアメイク安原役には徳井義実が出演する。
「セシルのもくろみ」見どころ
「セシルのもくろみ」の見どころは、奈央(真木よう子)と沖田絵里(伊藤歩)の掛け合い漫才のようなシーンだ。
今幸せ?それで幸せなの?キレイな服着て人から褒められたり、憧れられたりするコッチ世界もいいってちょっとくらい思ったりしないの?
ばっかじゃないの?あんたは人から褒められたくて生きてるワケ?
そうは言ってない、そういう世界も見てみたくはないのかって聞いてるの?
私は、家族がいて洗濯して掃除して料理して別にありがとうとか言われなくても、そういう大事な人が生きて幸せで笑って側にいる。それが幸せだよ。
本当に?
狭い世界なんかじゃない!自分の幸せは自分で決めるんだよ。
ランキングとは
宮地奈央の「ダメ主婦改造計画」は、つまらなかったランキング3位に選ばれる。
一番いいのは好かれること、次にいいのは嫌われること、最悪なのは目にとめてもらえないことである。
SNSやブログでも同じことが言える。見ても貰えないインスタやブログほど空しいものはない。
まとめ
人は誰でも認めてもらいたいと思っている。SNSが流行った背景には、そんな気持ちが隠れている。
今もままでも幸せだけど、もっと違う世界を見てみたい。女性が持つ願望はつきない、その先にあるのは今よりも深い幸せがあるのか?
今後の展開がたのしみです。
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