飯山が「陸王」チームに加わった。山のような繭を持って新しい機械を動かしている。そこへ宮沢の息子・大地がやってくる。
第3話は、「世界に一つのシューズを息子に託して!」が放送されました。気になる視聴率は15.0%でした!あらすじを紹介します。
やりがいのある仕事とは
「こはぜ屋」の冨島玄三(志賀廣太郎)は、倒産させた会社の社長・飯山を雇うことに反対だった。銀行からお金を借りる段取りとつけることで納得してもらう。
いい加減な仕事をして検針もれなんてしたら、俺は許さんからな。
宮沢の息子・大地(山崎賢人)が遅れてきたことに怒っている。大地は友人と飲みに行く。友人のひとりが会社を辞めてしまった。
やりがいのない仕事を一生続けて行くことは、もしかしたら就職できない今よりずっと辛いことかもな。
不思議な靴ですね
宮沢は、大地に飯山の下で「シルクレイ」の開発をしてみないかとお願いする。
やってみてもいいけど。
飯山は、大地の筋のよさを気に入っていた。2年ぶりに「シルクレイ」が作られようとしていた。
茂木は、「陸王」を履いて走っていた。何となく走りやすさを感じていた。
不思議な靴ですね、靴に走らさせてるような。履き心地は悪くない。
全力で走るとなるとソールに無理があった。
初めての「陸王」の注文が入った
ランニングシューズのソールを作るためには、硬度55~60にしなければならない。でも、硬すぎて中々作れない。
アトランティス社は、50年近く研究をした結果が今あった。小さな会社が大きくなるためには、その覚悟が必要だった。
そんな頃に小学校から足袋の注文があった。宮沢はサンプルを持って学校まで行くことになる。
足袋のほうは、見送らせて頂きます。足袋ではなく陸王の方をお願いします。
陸王の採用が決まった。発注は1,200足、これは確かな実績になった。
実績を認めてもらえない
宮沢は、銀行に融資のお願いをしに行く。「陸王」の実績を認めてもらいたかった。宮沢は定期預金を取り崩すと言い出す。これは坂本からの知恵だった。
個人資産をどうしようと私の勝手だろ。
玄三は、定期預金の解約を反対する。先代の社長も同じことをした上で、莫大な借金を抱えていた。
何で止めてくれなかったんだ。
玄三は、先代の言葉が忘れられないでいた。
シルクレイの機械はポンコツ
宮沢の娘・茜は、アメリカ留学を考えていた。兄を見て普通に大学に行っても就職は難しいと考えていた。
300万?
大地のところに2次面接の結果の連絡が入った。次の段階に入るため、朝8時に本社に行くことになった。
「東和エレキ工業」の面接、大地は連日の深夜までの作業で遅刻してしまう。
もっと社会人としての自覚を持った方がいいんじゃないか。
大地は、飯山のところに行く。飯山は、もう一度プログラミングからやり直すと言う。そんな飯山のことが信じられなくなっていた。
こんな出来損ないの機械を持ってきたのは、あんただろ。
飯山は、大地に帰れと言ってしまう。
逃げて飲む酒はまずい!
大地は、酒を飲んで荒れていた。宮沢が声をかける。父親の考えも分からなくなってしまった。
宮沢は、温かいコーヒーを持って飯山のところに行く。砂糖とミルクは、大地が持ってゆく。飯山はひとりで作業をしていた。
あれが嘘をついている人間に見えるか?
大地は、飯山を手伝うことにする。宮沢は静かに見守った。
お前酒飲んできたろ、上手くなかっただろ。何かから逃げて飲む酒はまずいんだよ。
飯山は、ずっとそんな生活をしてきた。だからこそ大地のことが分かった。
シルクレイが完成した、これからだ
飯山は、冷めたコーヒーを飲んで感じた。コーヒーは、温度によって味が変わる。冷めると酸味が弱まるがコクが深まる。
それだ、繭を煮る温度だ。
それは、職人の勘だった。
宮沢は、茂木に会いに行く。「陸王」を履いてくれたお礼と何が悪いのか聞いてみる。
悪くない、そう思いました。あのソールでは、レース用としては厳しい。
「陸王」は、新しいソールを開発している。「ケガをしにくいランニングシューズ」それが陸王だった。
もし本当にそんなシューズが出来るなら、履いてみたいですね。
茂木は約束してくれた。これは、大きな進歩だった。
飯山と大地は、95℃で繭を煮た。その結果、硬度55の「シルクレイ」が完成した。
待たせて悪かったな、社長がヒントをくれたお陰だ。
飯山さん、ありがとう。大地、よくやった。
もうすぐ新しい「陸王」が出来上がる。茂木は、レースで履いてくれるのか?
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