弓神が好きな馬「マツリダヤッホイ」の引退記事が新聞にのった。落ち込む弓神は、憂さ晴らしに羽生とキャバクラに行く。そこで猿渡に会う。
第8話は、「一日千秋一期一会」が放送されました。気になる視聴率は、6.8%でした!
猿渡は透明人間と呼ばれていた
キャバクラで働く猿渡が転落して死亡した。手には現金180万円が握られていた。405号室に忍び込み盗んだのではないか?
ベランダから逃げようとしたところ足を滑らせた。猿渡は、弓神が捕まえた窃盗犯だった。
今朝起きたら金庫が開いてたんです。
元銀行員で資産家の沼田徹(小林隆)は、寝ているすきに盗まれたと言っている。弓神は、その証言と盗んだ金額に疑問を抱く。
猿渡は、誰にも気づかれずに小学を盗むため“透明人間”と呼ばれていた。そんな猿渡が180万円を盗むだろうか?
母親を忘れたい!
猿渡は、子どもが出来てから盗みから足を洗っていた。しかし、子どもが6歳の時に過去に犯した事件で弓神に逮捕されている。
子どもは養護施設に預けられる。ひとり息子の実()と一緒に暮らすためにキャバクラで働いていた。
バチでもあたったんじゃないんですか?どうせまた泥棒したに決まってる。
実は、母親を憎んでいた。母親からきた手紙は、読まずに変装していた。
もう忘れたいんです。あの人のこと。
目を覚ますのは、お前だろ
高齢者を狙った詐欺事件の応援をすることになった。腹黒い羽生は、弓神を乗りこなせば株があがる言われてその気になる。
弓神は、猿渡の部屋に忍び込んでいた。
猿渡が嫌われてたってことだけかな。あとは息子への誕生日プレゼントか。
詐欺事件を調べるため、うきよ署のメンバーは現場に行く。受け子に現れたのは、キャバ嬢のキララだった。
ピチピチガールのキララちゃんです。羽生の女です。
キララは、紙袋をバイクにのった男に渡そうとしていた。それを羽生が止める。
そういえば猿渡さんも一緒だった。
キララと猿渡は、受け子の仕事をしていた。羽生は猿渡の事件を事故で片付けようとしていた。でも、弓神は納得していない。
いい加減、目を覚まして下さいよ。
目を覚ますのは、お前だろ。猿渡が窃盗の前科持ちじゃなかったら、どうなんだよ。ただの母親だったら、こんなに簡単に決めないでまともに捜査してるだろうよ。
生きるための盗み
猿渡の通帳にあった「ヒガシクミコ」の名前は、詐欺の被害者だった。猿渡は、受け子の仕事が詐欺だと知らずにいた。
今はまだ、86万しか振り込めてないんですけど。残りのお金も必ず返しますから、許して下さい。
被害にあったのは、180万円だった。
猿渡は、シングルマザーの家で育った。16歳の時に母親は蒸発している。生きるために仕方なく盗みを始めていた。
息子が出来てから盗みを止めて必死で働いていた。自分と同じ目に会わせたくない、全ては息子のためだった。
目には目を詐欺には詐欺を
また詐欺事件が起こった。弓神が受け子の後をつける。トイレに入った、そこにも受け子がいた。
失敗した、しかも弓神の奴、現場から忽然と姿を消しましたよ。
弓神は、羽生をバイクにのる受け子にした。現金を取りに来たのは、沼田だった。
目には目を詐欺には詐欺を、ということで罠を仕掛けさせて頂きました。金持ちで1人暮らし、家族と疎遠、孤独あなたの狙うターゲットにはピッタリの人間です。
沼田が騙そうとした南という女性は、キャバクラ「ピチピチガール」のオーナーで女優の北風だった。
もう、いいのがれ出来ませんよ。
必要とされている充実感
沼田は、38年仕事だけが生きがいだった。定年を迎えて、何もすることがなかった。ひとりじゃ時間が進まない。
別に楽しくてやっていたわけじゃありません。必要とされたからですよ。
詐欺グループは、沼田が老人に声をかければ警戒されない。ずっと鳴らなかった携帯が鳴り始めた。
チームのみんなの力です。
沼田には、仕事をしていた頃の充実感があった。その事に気が付いた猿渡がベランダから逃げようとして突き落とされる。
猿渡の腰には、皮下出血の跡があった。
あの女が悪いんですよ。もう二度と仕事を奪われたくなかった。
仕事?ただの詐欺だろ、あんたは必死に生きようとしていたひとりの女性の人生を奪ったんだぞ。
ひとつ聞いてもいいですか?刑務所でも働けますか?
沼田にとって、どんなことより孤独が辛かった。
母からのプレゼント
弓神は、猿渡の一人息子・実のところへ行く。
泥棒じゃなかったぞ。逆だった、母ちゃんな金を騙しとられた人のために犯人から全額取り戻そうとしていたんだよ。
胸を張って実を迎えに行くために母親なりに考えたことだった。実は、母親からの手紙を読んだ。
誕生日に迎えに行くからね。
猿渡は、サッカーボールをプレゼントするつもりでいた。そのサッカーボールは、小さくて子ども向けのモノだった。
羽生は、県警本部長賞をもらった。弓神の上司になる日も近いかも知れない。
ドラマ「刑事ゆがみ」第8話感想
ひと暮らしの孤独を描いた作品が2作続いた。仕事を生きがいにしていた人にとって時間の長さは辛いものだった。
今回の小ネタは、ニンテンドーの「イナズマイレブン」でした。ツイッターでは、懐かしい声が響きました。
イナイレのシーン
豪炎寺はやっぱサッカー少年の憧れやな#イナイレ#刑事ゆがみ pic.twitter.com/SaJJgscUPf— 風凜 (@rin93_kiri) 2017年11月30日
一人だと、ちっとも、時間が進まないんです。朝起きて、たべて、寝て。
必要とされたかった。誰かに。
#刑事ゆがみ
死に近づくにつれ、孤立していく人々。それを分かって弱みに漬け込む犯罪者。それを理解しているのなら、どうして救おうとしないのだろう。なぜ逆の方へ進んでしまうのだろう。人は— ゆらり (@lemonsansann) 2017年11月30日
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