藤吉は、また倒れてしまう。もう本当にダメかも知れない。そんな時に見た夢は、てんとの出会いだった。藤吉を支えてきたのは、たったひとりの女子の笑顔だった。
第97回は、藤吉の夢はてんの夢。笑い声は全てを明るくする。どうか失わないで欲しい、てんの笑顔を。
ドラマ「わろてんか」第97回視聴率
第17週「ずっと、わろてんか」第97回が1月27日土曜日に放送されました。気になる視聴率は、発表され次第報告します!
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ドラマ「わろてんか」第97回 あらすじ(1/27放送)
笑いは何色や?
キースとアサリのしゃべくり万歳が完成した。この先100年続く万歳を目指す。
お前らふたりが、しゃべくり万歳で天下とる時代や。ええ名前やろ。
北村屋の笑いは、風太が受け継いだ。伊能は「北村笑店」の役員になった。全てを見届けた、その3日後に藤吉が再び倒れた。
病院に担ぎ込まれた藤吉は、昔の夢を見ていた。
夢の中でな、また昔に戻ったわ。そろそろアカンかもな。
藤吉は、昔の話を始める。笑いは何色か?茶色や。
たったひとりの女の子を笑わせたかったんや
笑いの味は?柿や、柿の味や。
それは、てんが蔵に閉じ込められたときだった。藤吉は、てんに柿を持って行った。
これまで全然笑わへんかったてんが、ちょっとだけわろうてくれた。嬉しかった。
藤吉は、北村屋を大きくして日本中に笑いを届ける。それが夢だと思っていた。
ほんまは、たったひとりの女の子を笑わせたかったんや。
泥棒さんや、チョコ衛門さんや。
てんの笑い声は、藤吉にとっての大切な力だった。いつも側には、てんの笑顔があった。
てん、わろうてくれて、ありがとう。これからもずっと、わろてんか。なんや幸せで眠とうなってきたわ。
北村笑店のこと、隼也のこと頼むな。大丈夫や、大丈夫。
藤吉は、静かに息を引き取った。てんの瞳からは、大粒の涙がこぼれた。
藤吉はん、藤吉はん。
てんは一生分の涙を流した
てんは、母親・しずから喪服をもらっていた。一旦嫁いだら妻は何があっても夫と墓場まで添い遂げる。その覚悟で死に装束を持って嫁ぐという意味だった。
こんなに早よう、この服着はることになるなんて。
おトキは辛かった。あまりにも突然の別れは、寂しさよりも辛さの方が大きかった。
伊能が来た。
車を用意した、寺まで送ってゆくよ。
おおきに。
藤吉の葬儀には、大勢の席主や芸人が全国から駆けつけた。
てんは、藤吉の祭壇の前に座っていた。
俺とおトキで、てんを支えて隼也が後を継ぐまで「北村笑店」を守って行く。ええな。
藤吉を失ってしまった。てんは、それでも歩いて行かなくてはいけない。一生分の涙は、てんをどう変える。
朝ドラ「わろてんか」第97回感想
「ずっと、わろてんか」が最後の言葉になるのかなと思ったし、確かに言ったけど、本当の最後は「大丈夫、大丈夫…」。なんて藤吉らしいんだ。本当の最後は求める言葉ではなくて、てんのための言葉。どんなにダメでもずっと優しかった藤吉らしい愛ある言葉。#わろてんか
— 4rain (@4rain5snow) 2018年1月27日
ドラマが始まる前から分かっていた。モデルになった人は40前で亡くなっている。
実際の人と違い、おてんゃん一筋で、ポンコツなりに純粋で。
桃李くんが観たくて観てるのに、途中、あまりの世間知らずでしんどかったときもあったけど。これが、ロスか。#わろてんか
— ゆひ (@yuhi_love_bt) 2018年1月26日
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