映画「祈りの幕が下りる時」1月27日公開あらすじとネタバレ!加賀恭一郎はなぜ日本橋にこだわったのか

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加賀恭一郎が日本橋に帰ってくる。なぜ新参者として日本橋署にやってきたのか?そこには、母親との関係があった。

祈りの幕が下りる時」は、1月27日全国ロードショーになる。シリーズ史上最も“泣ける”ミステリーが公開される。

新参者

阿部寛が主演の「新参者」は、2010年4月に連続ドラマ化された。ミステリーの面白さだけでなく、事件の裏に隠されたヒューマンドラマが話題になった。

東野圭吾の加賀恭一郎シリーズは、泣けるミステリーとして新たなジャンルを作り出した。平均視聴率は15.2%大ヒットした作品です。

加賀恭一郎シリーズ

東野圭吾の作品の中でも加賀恭一郎シリーズは、累計発行部数が1200万部を叩き出している。

「新参者」がドラマ化された後で、「赤い指」と「眠りの森」がスペシャルドラマとしてTBSで放送された。そして「麒麟の翼」は、映画化された。

監督

「祈りの幕が下りる時」は、ドラマ半沢直樹陸王の監督をつとめた福沢克雄がメガホンをとる。

映画「祈りの幕が下りる時」あらすじ

ふたつの事件の関係性

東京・小菅のアパートで絞殺死体が見つかった。滋賀県に住んでいた40代女性・押谷道子だった。家主は越川睦夫という男だったが行方不明になっていた。

事件を担当するのは、心を読む天才の加賀恭一郎だった。松宮は、新小岩の河川敷で発生したホームレス焼死事件との関連性を感じていた。

滋賀県での操作で、道子が中学の同級生・浅居博美を訪ねて上京したことが分かった。博美は、加賀の知り合いだった。

事件のカギを握るのは、美しき女性演出家・浅居博美。しかし、博美には完ぺきなアリバイがあった。

一歩も明治座から外に出ていない、犯行は不可能だ。

アパートで見つかったカレンダーには、日本橋の橋の名前が書きこまれていた。

詳しくきかせろ?カレンダーの話だ。

母親の失踪とカレンダーの謎

加賀の母親は幼い頃に失踪していた。“探さないでください、ごめんね恭ちゃん”そのメモだけを残して母親はいなくなった。

母親の遺品と被害者の遺留品には、共通点があった。なぜ母親は失踪したのか?

加賀の母親・田島百合子は、仙台へと向かった。スナック「セブン」で働きながら綿部俊一と知り合う。

私は母親であることを放棄したんです。

綿部が留守のときに百合子が息を引き取った。心不全だった。百合子の息子である加賀恭一郎の連絡先を調べる。

スナック「セブン」の経営者・宮本康代は、加賀に百合子の遺品を託す。加賀の連絡先は、恋人だった綿部から聞いていた。

百合子の部屋からは、カレンダーが見つかった。そのカレンダーと殺された道子の部屋にあったカレンダーには共通点があった。

百合子おばさんの遺品のカレンダーと同じってこと?

博美14歳の時の事件

浅居博美の母親・厚子は、お見合いで忠雄と結婚していた。夜遊びが激しくて借金を残して失踪していた。忠雄は借金を苦にして自殺していた。

だが、地元で忠雄の事件は知られていなかった。忠雄は別人として生きているのではないか?

そいつは二度死んでいる。

忠雄と博美は、借金取りから逃げるために石川県にむかった。そこで男に乱暴されそうになってしまう。博美は、とっさの反撃で男を殺してしまう。

忠雄に名案が浮かぶ。その男になり替わることで生き続ける。忠雄は、横山一俊になった。博美は遺体を父親と証言した。博美が14歳のときだった。

私、人殺しなんです。

偽名を使って生き続けた命

新小岩で起こったホームレス事件は、DNA鑑定の結果で越川睦夫であることが分かった。松宮と加賀は捜査のため仙台に向かう。

綿部俊一と越川睦夫が同一人物だった。母親の恋人だった越川が死んだ。その男の部屋からは、絞殺遺体が見つかった。これはどういうことなのか?

綿部は原発作業員だった。捜査線上に新たな人物の名前があがる。かつて「ワタベ」という会社から仕事を請け負ったことがある横山一俊だった。

綿部俊一と名前が似ている。加賀は、石川で亡くなったのは忠雄ではなく横山ではないかと考えた。

だったら何が問題?もし加賀さんの推理通りだったとしても私は罪に問われますか?

日本橋の12の橋

東京で舞台女優になった博美は、忠雄と会い続けた。博美が有名になることで忠雄は危機感を持っていた。

日本橋にある12の橋。月ごとに橋を割り当てて、会う時は橋の近くで電話で話すことにした。

明治座で「異聞・曾根崎心中」の舞台があった。忠雄は博美に内緒で舞台を見に行っていた。そこで道子に会ってしまったのだ。

死んだはずの忠雄が生きていた。忠雄は道子を自分のアパートに連れ込み殺してしまった。加賀はそう推理した。

真実を知っているのは、ただ一人です。

曾根崎心中

「異聞・曾根崎心中」は、徳兵衛は愛する人・お初の命を奪い自らも自決する。

どうせなら愛する人に人生の幕をこの手で下ろしてやりたい。

忠雄と博美の関係は、それに近いものだったに違いない。忠雄は2人を手かけていた。博美のストーカー、かつての教師・苗村と道子だった。

もう疲れたんや。楽になりたい。

博美は、忠雄の首に手を回した。ロウソクに火を灯し、時間差で火事になるようにしていた。

加賀恭一郎あての手紙

博美は逮捕された。加賀恭一郎あての手紙を残した。それは、忠雄が知っている限りの加賀の母親・百合子の想いがつづられていた。

百合子は、うつ病を患っていた。警察官の夫は忙しく話も聞いてくれない、待ち受けていた介護の生活に疲れていた。

あの時、一緒に暮らしていたら恭一郎を巻き込んでいた。離れることで生きる選択をしたのだった。

まとめ

この映画は、親子の奥深い絆を描いた作品です。一緒にいることが幸せの形ではない、離れていても想う気持ちは変わらない。

手紙を読むシーンが一番泣けるのかな~って思いました。ぜひ、劇場で泣いて下さい!加賀恭一郎シリーズの最後の作品として、ギュギュっと詰まっています。

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