戦国時代に活躍した人といえば、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康と名前がづらづらと並んでくる。
織田信長に対するイメージは、“泣かぬなら殺してしまおうホトトギス”であるように残虐性が浮かんでくる。
それなのに織田信長を描いた作品が多いのは、彼が残した功績もたくさんあるからなのかもしれない。
織田信長を小栗旬が演じる理由
小栗旬が主演の「信長協奏曲」も、そのひとつです。テレビドラマ化されたときは、いろいろ言われてきた作品です。
それは、最後が映画でしめられたからだ。ドラマで中途半端にして、映画は翌年の5月に公開する。どこまで引っ張るんじゃい!
私でも思ったことです。だから私は映画館には行かなかった。見たい気持ちはたくさんあったけれど、物語の作りに無理があると思ったからです。
明智光秀が本当の織田信長という設定には、無理があるのではないか?初めから違和感があった。
タイムスリップものだから無理があるのは当然と言えば当然なのかも知れない!でも、ちょっとハチャメチャな感じもあった。
めちゃめちゃ明るいサブローと残虐性のある織田信長、小栗旬でなければ演じられなかったかも知れない。
映画「信長協奏曲」
2025年6月7日(土)に映画「信長協奏曲」が再び放送されます。私は、この映画を録画して何度も見てしまった。
ラストシーンでは、号泣してしまった。戦国時代に自分がタイムスリップした気分で助けに行きたい!そんな気持ちにもなってしまうほどに感動してしまった。
ドラマを見てがっかりした人はいると思う。でも映画は、本当に良く出来ていると思う。まだ見ていない人、見た方がいいと思います。
小栗旬さん演じる織田信長は、優しく良い人仲間を大切にして自害など許さない!“生きて欲しい”と願う人です。
戦国時代では、こんなに良い人は存在しないように思う。でも、民のために活躍した事実も残っている。
この時代に活躍した人で殺されてしまう人って、先見性を持つがゆえに抹殺されてしまうのだろう。
ドラマと映画の完成度
ドラマでは、タイムスリップして戦国時代にきたサブローが織田信長と顔がそっくりで身代わりになるところからスタートする。
歴史の通りに物語は進んでゆく。豊臣秀吉になりすました山田孝之が復讐をするというのがキモである。
映画では、未来に逆らって帰蝶と一緒に生きたいと願うも叶わない!歴史を変えることは出来ないのです。
戦国時代を生きる男たちを“死ぬ”と分かっていても見送らなくてはならない女心とは、どれだけのもんだろう。
切ないラストシーンが忘れられない!まだ見ていない人、絶対に見た方がいい!それぐらいハマった、映画「信長協奏曲」でした。
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