「遺留捜査」は、テレビ朝日・東映の刑事ドラマが帰ってきた。2011年からスタートした人気シリーズは、第4シリーズを迎える。
上川隆也が演じる風変わりな刑事・糸村聡は、遺留品にこだわる。被害者の残した遺留品から紐解かれる心情の機微に重点が置かれている。
第1シリーズは、警視庁刑事部。第2、3シリーズから月島警察署が舞台になっている。そして第4シリーズは、京都府警が舞台になっている。
下町や人情味あふれる場所が似合う作品だ。“僕に3分だけ時間を下さい”、この3分間に話されるエピソードが涙を誘う。
「遺留捜査4」第1話の視聴率とは
7月13日(木)に放送された第1話は、「あの風変わりな刑事が帰ってきた!!神戸港クルーズ船爆破事件!!海上の密室に100人の人質!?燃えかすの和紙が語る3分の涙!!」
気になる視聴率は、13.1%と好調なスタートを切った!
「遺留捜査4」第1話あらすじ
神戸港を周遊する遊覧船で爆発が起き、乗員乗客を人質に取られる事件が起きた。犯人は陸上から船内の動きを監視していると無線を使って警告。犠牲者を出したくなければ、1時間以内に2億円を用意しろと、運航会社“黒沢興産”を脅迫する。
黒沢興産の本社が京都にあることから、特別捜査対策室も動き出す。その“特対”メンバー、神崎莉緒(栗山千明)は神戸港に急行。双眼鏡で遊覧船を確認すると、謎の男がデッキから自分に向けて手旗信号を送っていることに気づく。「あ、か、い、…?」
実は、手旗信号を送った男こそ、警視庁月島中央署刑事の糸村聡(上川隆也)だった。糸村は旅行中に偶然この事件に巻き込まれたのだが、船上から見えたある“不審点”を莉緒ら捜査員に伝えようとしていたのだった。
要求通り、時間内に黒沢興産から2億円が用意され、無事に解放された乗客たち…。その中から、手旗信号の男を見つけた莉緒は、彼が刑事だと知り、ビックリ。しかも、その男・糸村は爆発現場で燃えかけの細い和紙を拾ったから、科捜研にまわしてくれと頼んできた。捜査に役立つ遺留品とも思えず、糸村のことをかなりの変わり者だとあきれる莉緒。そして、京都府警に派遣されてきた科捜研係官・村木繁(甲本雅裕)は、紙片の鑑定を依頼され、「まさか、あの男? いや京都にいるわけがないし…」と糸村のことを思い出し、身震いしていた…。
まもなく事件の指揮を任された特別捜査対策室室長・桧山亘(段田安則)は、黒沢興産と、遊覧船に乗っていた代議士・長部麗子(財前直見)の間に、知られざる繋がりがあるのではないかと睨み、特対刑事の佐倉路花(戸田恵子)や雨宮宏(永井大)らに彼らの周辺を探らせる。
一方の糸村は、例によって遺留品の和紙の事ばかりを調べている始末だったが…、その線で辿りついた人物が、なんと黒沢興産の創業者である黒沢恒之助(伊東四朗)で…!?
船に残された遺留品
船に居合わせた糸村は、爆発現場に残された焦げた紙切れを見つける。それは、和紙でできた栞だった。
黒沢興産と政治家との癒着が問題になっていた。12年前にそれが原因で殺人事件が起きている。
12年前の事件がきっかけで修復できなかった親子の関係、和紙でできた栞に書かれた和歌の意味が明かされる。
まとめ
「遺留捜査」が人気なのは、刑事である糸村(上川隆也)と科捜研の研究員である村木(甲本雅裕)とのやりとりが面白いところ。
糸村は空気を読めずに遺留品にこだわる風変わりな刑事。だが、最後にほろりと泣ける3分間が楽しみです。
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