克子(松下奈緒)の夫・忠彦(要潤)が戦地から戻ってきた。泥棒に入った神部茂(瀬戸康史)は、棲みついてしまった。
第29回、闇市では絶望から立ち直れない男の姿があった。福子は、怒りの全てをぶつけた。
ドラマ「まんぷく」29回視聴率
第5週「信じるんです!」第29回が11月2日金曜日に放送されました。気になる視聴率は、発表され次第報告します!
昭和13年(1938)の大阪が舞台、インスタントラーメンを生み出した日清食品の安藤百福と妻・仁子の半生をモデルにしています。
ドラマ「まんぷく」29回あらすじ(11/2)
茂は学歴のある泥棒だった
忠彦は、ハンコ作りを手伝うことになった。茂は、子どもたち勉強を教えることになる。
でも、大阪帝大を卒業しました。
子どもたちは、楽しそうに勉強をした。
彼は、アトリエに寝てもらおう。実は、フィリピンで目をやられてね。
敵の照明弾が不発のまま忠彦の後ろに落ちてきた。振り向いたとたんに爆発してしまう。
色がよく分からなくなった。特に緑と赤の区別がつかないんです。
忠彦は、絵を描くことができなくなってしまった。
闇市では、したたかに逞しく生きている人、絶望から立ち直れずに気力を失った人。新しい時代に希望を見出している人がいた。
戦争で死んでしまった元戦友
闇市の隅の方にハーモニカを吹く男の姿があった。よく見ると加地谷(片岡愛之助)だった。
久しぶりやな。君ら結婚したのか?おめでとう。
憲兵につかまった時のことを福子(安藤サクラ)は責める。憲兵は、もういないのに日陰で生きると決めていた。
君の才能が羨ましかったんやろな。俺は、ほとほと自分が嫌になった。生きている意味が分からへん。
加地谷圭介という男は、戦争で死んでしまった。萬平(長谷川博己)は、憲兵隊に捕まったから福子と結婚できたと話す。
もう終わりだ、福子。
萬平が苦しい思いをした時、福子は待つことしか出来なかった。傷だらけの萬平の姿を忘れられない。
ほんまにもうなんとも思ってないんですか?加地谷さんのこと。
世の中には、人を恨むことで頑張れる人間もいる。でも、萬平には出来なかった。
加地谷さんですか?立花さんがこれを渡してくれって。言伝があります。
(諦めないでどうか生き抜いて下さい。あなたの人生の主役はあなたなんですから。)萬平は、ハンコを渡した。
朝ドラ「まんぷく」30回感想
加地谷さんへの伝言を神部くんに託すことで、その言葉は神部くんへのエールにもなるな。戦争は個人の名前や属性や個性を奪い、数字で十把一絡げに数えられる兵隊、国民、敵国人、に変えてしまう。個人の人生や命の重みが消されてしまう。個人に名前を与える小さいハンコの重みに泣ける。 #まんぷく
— ほうじ茶 (@BegaChin) 2018年11月2日
自分という男は戦争で死んだと言う加地谷に、自分が何者であるかを証明する判子を贈る萬平。自分の人生の主役になれ、自分の人生を生き直せ、と。今日も男と男の間に吹き抜ける最大瞬間風速がすごい。熱い。#まんぷく
— azukKi (@azukki_) 2018年11月1日
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