ドラマ【陸王】第1話のあらすじと視聴率は14.7%!マラソン足袋で「こはぜ屋」は再生できるのか

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日曜劇場「陸王」が10月15日放送スタートしました。原作・池井戸潤の作品を楽しみにしていた人も多くいます。

第1話は、「倒産寸前の足袋屋が大企業と悪銀行に挑む!親子と仲間の愛で復活なるか」。気になる視聴率は14.7%でした。

こはぜ屋のミシンが壊れる

 

「こはぜ屋」は、鶴善商事から足袋の注文を受けていた。ドイツ式のミシンの故障が原因で作れなくなってしまった。

こはぜ屋の4代目社長・宮沢紘一は、部品を探すため三重にあるしちやのところまで行くことにする。

ミシンは、ゴミの山の中に放置されていた。宮沢と係長・安田利充は、ミシンを持って行田へと向かう。

今夜の0時までに足袋を作らないと、出荷に間に合わない。従業員たちは全力で作り上げる。

言われなくても分かってる。ねぇみんな絶対間に合わせるよ。

 

縫製課リーダー・正岡あけみが声をあげる。

 

「こはぜ屋」は、全盛期の売上が350万円ありました。現在の物価では70憶円にもなります。昭和14年には200人の従業員がいたが今では20人と少ない。

やり場のない不安

 

鶴善商事からの注文は作ることができなかった。こはぜ屋は大きな損失を受ける。宮沢は、埼玉銀行に2000万円の融資をお願いする。

 

新規事業を考えてみませんか?

 

足袋の将来性はあるのか?こはぜ屋の強みが必ずあるはずだ。そこへ検収もれの連絡が入ってしまう。

大徳デパートは、売り場面積を縮小するため発注を少なくすると言ってきた。こはぜ屋にとっては、鶴善商事についで大きな打撃になってしまう。

宮沢は、あらがうことが出来ない大きな時代の流れを感じていた。こはぜ屋は近い将来、必ず倒産する。やり場のない不安を感じていた。

足袋のようなシューズが人気!

 

宮沢は、長女・茜のシューズ「アトランティスR2」を受け取りに行っていた。そこで、まるで足袋のようねシューズが目に入ってくる。

 

人気?これがR2に続く人気商品です。

 

地下足袋をランニングシューズのように改良したらどうか?専務・富島 玄三は、反対している。

故障する危険

 

宮沢大地は、就職活動の帰り道にランニングしている人を見かける。そこには、「ダイワ食品陸上部」の茂木裕人がいた。

アトランティスシューフィッターの村野尊彦は、茂木のためにアトランティスR2を用意していた。

今度の大会では、茂木の宿敵「アジア工業」の毛塚と走ることになっていた。毛塚もR2を履いて走ることになっていた。

 

今度のレース、無理をすると故障する危険性があります。

 

アトランティス営業は、どちらが勝ってもR2の宣伝になる。必ず走ってもらうと言い出す。

こはぜ屋の後を継ぎたい!

宮沢の長男・大地は、内定が決まらなかった。技術職希望だったのに、このさいどこでもいいと言う。

 

今どき足袋作ってる会社で働くより100倍ましだろ。

 

大地は、こはぜ屋の後を継ぎたかった。

アリムラスポーツ店の有村に走ることについて勉強することにする。ランニングブームによってケガをする人が増えている。それは走り方によるものだった。

俺はまだ走れる

 

「第62回豊橋国際マラソン選手権大会」が開催された。紘一は大地と有村と一緒に見に行くことにする。

ダイワ食品の茂木とアジア工業の毛塚は、箱根駅伝からのライバルだった。茂木は1度しか勝ったことがなかった。

 

何となく気になっていて。元々野球少年で甲子園目指してたんだって、無理な練習でひじ壊して夢たたれたって。

それでも茂木はヒジがダメでも走ることは出来るからってマラソン始めて、大学の時に箱根駅伝で注目されて今の地位を掴んだんだ。

 

手塚はお父さんがマラソン選手だった。大地はケガでサッカーを止めていた。新しいことを始めることの大変さを知っていた。大地は茂木の方が好きだった。

茂木は先頭にたった。そのすぐ後でケガをしてしまう。

 

茂木ここまでだ。

 

 

まだ行ける。まだ行ける。俺は、まだ走れる。

 

茂木は途中棄権をしてしまう。

 

どんだけ努力したって、出来ない事ってあんだよな。

 

紘一は、ランニングシューズを作ることを決意する。

マラソン足袋の開発

 

「マラソン足袋の開発チーム」を作ることにする。開発には5000万円はかかってしまう。会社に体力があるうちに新しいことをしたい。

 

ウチは足袋屋です。足袋だけではいけませんか?

 

 

面白くない。古いものを守るために古いことばっかりやっちゃダメだと思うんだよ。

 

ケガをしにくい靴、裸足感覚の靴を作ると決めた。

2週間後、試作品ができあがった。紘一は、履き心地はピッタリだったが足に豆が出来てしまった。

 

足袋屋にランニングシューズなんて出来るわけねーだろ。

 

大地は反対だった。

茂木に履いてもらいたい!

 

試行錯誤を繰り返して試作品は200足を数える。アリムラスポーツの店長は、とてもよく出来ていると言う。だが商品としては耐久性の問題があった。

 

ソールはシューズの命です。厳しいこというようですがランニングシューズとして売るのは厳しいと思います。

 

有村は、選手の矯正用として使うならば需要があるかもと言い出す。

 

実はひとり、どうしても履いてもらいたい選手がいるんです。

 

 紘一は、ダイワ食品に行く。茂木選手に渡して欲しいとお願いする。こはぜ屋のシューズは、アトランティスの営業に捨てられてしまう。

融資を受けるにはリストラが必要

 

埼玉銀行から融資ができないと言われる。再建案をだすように言われてしまう。そらはたとえばリストラだった。

 

ウチはたった20人の会社ですよ。そっからリストラしろっ言うんですか?

 

 

二人ぐらいは出来るでしょ。年間1000万くらいの削減になる。

 

出来もしない夢を語って社員たちを振り回している。紘一のやっていることは自分勝手なことなのか?

専務は、一番に自分をリストラをして欲しいと言い出す。

 

時代の流れには逆らえません。社長だって分かってるから大ちゃんに継がせなかったんでしょ。

 

コンペに負ける

 

「こはぜ屋」でリストラが行うと従業員に知られた。でも、リストラはしたくないと伝える。

 

リストラなんてしなくても、生き延びる方法は必ずあるって。

 

有村から連絡があった。有村の知り合いが教えている東京の構成学園が体育シューズを見直すことになった。

マラソン足袋に興味を持ち、注文が入ると1800人分が見込める。他の会社とのコンペになっている。

 

本当はちょっとビビってんだ。コンペが上手くいかなかったら。

 

紘一は、父親がリストラをした時のことを思い出していた。

 

私たちさ、いつも社長の思いを形にしてるだけだから。コンペでも、それを伝えればいいんじゃないかな。

 

コンペに負ける

 

走りのメカニズムを学ぶうちに、足袋の構造がケガの少ないランニングを実現することに役立つことを知りました。その時の感動は今でもはっきり覚えています。

形を変えることで新しく生まれ変わることができる。そういう文化を子どもたちに身近に感じてもらって、次の時代に継承していってもらいたいな。

そういう思いで、このシューズを作りました。これは日本人が履くべきシューズです。

コンペでの相手は、業界最大手の「アトランティス」だった。結果は見送り、理由は過去に使用例がないことだった。金額ではない!

坂本は転勤になってしまった。マラソン足袋の開発は、こはぜ屋の未来にとって必要なことだと言う。

社員はみんなランナーなんだ

 

大地は、リストラするなら自分を最初に切って欲しいと言い出す。

 

俺、辞めようと思ってたんだよね。

 

紘一は、マラソン足袋を履いて走り出す。茜は、こっそりとマラソン足袋を履いている。

 

お兄ちゃんね、昔っからお父さんの作る足袋が大好きだったんだよ。私なんかよりお兄ちゃんに作ってあげなよマラソン足袋。

 

そこへ、あけみがやってくる。坂本の転勤は、こはぜ屋のせいだった。

 

前橋支店の転勤って、あの銀行では島流しって言われてるんだって。

 

埼玉銀行の家長と坂本がやってくる。リストラの話になった。

 

私は、マラソン足袋の開発を続けます。私がただの思い付きで言ったマラソン足袋をビジネスとして成功させるために真剣に考え力を貸してくれました。

私は坂本さんを同士だと思っています。その同志をばかにするのは止めて頂きたい。

社員たちひとりひとりが襷を渡すランナーなんです。誰かひと欠けてもゴールすることは出来ないんです。マラソン足袋の開発は、こはぜ屋にとって悲願なんです。

こはぜ屋のマラソン足袋の名前が「陸王」に決まった。捨てられたはずの「陸王」は、茂木の手に渡っていた。

坂本は、最後にソールの素材になりそうな材料を渡す。シルクレイの特許は飯山春之が持っていた。

 

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