小さな寄席「風鳥亭」に伝統派の大看板である喜楽亭文鳥が高座にあがった。
第42回は、文鳥師匠が前座話の“時うどん”を披露する。
ドラマ「わろてんか」第42回視聴率
第7週「風鳥亭、羽ばたく」第42回が11月18日土曜日に放送されました。気になる視聴率は、19.7％でした！
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ドラマ「わろてんか」第42回 あらすじ（11/18放送）
時うどん
喜楽亭文鳥は、昔よくやった前座話「時うどん」を話始める。
今日は、めったにやらんもんをやらしてもらいます。災難やと思うてお付き合いを願います。
「時うどん」とは、お腹を空かせた2人組の男が主人公。15文しか持っていないのに1杯16文のうどんを食べようとする話です。
腹減った～。夜鳴きのうどんは、1杯16文ときまとる。1文たらんがな。
心配すな、ワシに任せとけ。ちゃんと半分残したる。
ほんまに半分残しといてや。
心配すな。
引っ張るな、今喰い始めたとこや。引っ張るな、ちゃんと半分残したる。
ほんまに半分残してや。
「風鳥亭」は、あっという間に笑い声でいっぱいになった。
お金を払う時に、8文まで払ってから時を聞く。
うどや今何時や？
へい9つでんな。
その後で10文から数えて渡す。これが1杯16文のうどんを誤魔化して食べる方法だった。
うどんは冷めたらまずい、寄席も同じや。
次の日、弟分は同じことをする。たったひとりで“引っ張るな”と言い出す。
あんたいったい誰と喋ってまんねん。
ひとり芝居をしている姿を見て、うどんが気味悪く思う。やっと支払いの時がきた。8文まで数えてから聞く。
うどんや今何時や？
へい5つでんな。
銭は6文から数え直しになってしまうというオチだった。「風鳥亭」に響き渡る笑い声を聞いて藤吉の目には涙が浮かぶ。
うどんは冷めたらまずい、寄席も同じや。
これからが勝負、一時人が入ったからと言って続けられるものではない。
杉田楓は、藤吉の元許嫁だった。今は記者になって「風鳥亭」に来ていた。
おっきい記事かくさかい、楽しみにしてな。
楓は、一番良い記事を書いてくれた。
オチャラケ派、取り分7割で芸人を出す
これを見て、いても立ってもいられない男がいるはずだ。
伊能がそう言うと、オチャラケ派がやってくる。
あんたんとこに芸人だしたるわ。どないする？
てんと藤吉は、お願いする。
わしが7分や、あんたらが3分や。それ以外は認めん。
しかし、取り分の7割を持っていかれてしまう。そこへ亀井がやってくる。下足番として雇ってほしいと言い出す。
朝ドラ「わろてんか」第42回感想
笹野高史さんがひたすら「さすが」。笑う観客の顔、こども達からの目線の構図、滅多に見られない師匠の前座噺を食い入るように見つめるお弟子達、最後に「これからやで」と釘を刺していく文鳥師匠。記者たちの質問にろくに答えられない藤吉のぼんくらぶりも含め、これや！という回だった。#わろてんか
— ぬえ (@yosinotennin) 2017年11月17日
表情が見てるだけで笑える。笹野さんさすがです！#わろてんか pic.twitter.com/AXSODkPR6S
— ギズム_ネコガミ (@gismnekogami) 2017年11月17日
時うどん(時そば)は噺家なら誰でも覚えるようなネタ シンプルな基本の噺だからこそ面白く聞かせるのって本当に難しい 笹野さんすごい #わろてんか
— mo (@bsprt) 2017年11月17日
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